June 2022アーカイブ

June 27, 2022

SHUN SUDO『Blowin' in the Wind』開催 〜 今、感じたままの世界をキャンバスに表現 〜

東京とニューヨークを行き来しながら、壁画制作や様々な企業コラボレーションなど多方面で積極的に活躍するアーティストSHUN SUDO。この度、2022年7月9日(土)より、WATOWA GALLERYプロデュースによる個展『Blowin' in the Wind』を、東京・elephant studioにて開催いたします。

国内では5回目となるSHUN SUDOの個展『Blowin' in the Wind』は、現代を生きるアーティストとして、今の世の中で感じるままの"世界"をキャンバスに表現。新作の原画9点のほか、石版画作品3点、石版画+ペインティング作品6点、その他シルクスクリーン作品を展示・販売いたします。

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日々世界から飛び込んでくるニュースに少しずつ心が削られていた。
僕はその削られた部分を埋めるように絵を描いた。
絵のなかで武器を葬り、銃弾を花に変え、
絵を描きながら命について考え、平和を祈った。
僕にはそんなことしかできない。
でも僕の絵を見ただれかが
だれもが笑顔で語りあい、笑いあえる世界を守りたいと思ってくれたら、
それだけで僕はじゅうぶんだ。

SHUN SUDO

 

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SHUN SUDO solo exhibition『Blowin' in the Wind』

会期:  2022年7月9日(土)〜7月24日(日) 12:00~19:00 ※水曜休館
会場:  elephant studio 1-2F (東京都渋谷区渋谷 2-7-4)

内容:  原画 9点、石版画 3点(各エディション 5)、石版画+ペインティング 6点、
    シルクスクリーン 2点(各エディション 25)
入場料: 無料

主催:  WATOWA GALLERY http://www.watowa.jp/news
問合せ先  info@watowa.jp *メールのみ


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■版画摺り師・尾崎正志氏と石版画作品を制作

SHUN SUDO 初となる石版画作品を発表いたします。リトグラフといえば金属板での制作が主流だが、版画摺り師の尾崎正志氏の職人技に感銘を受け、ピカソの代表的な作品でも用いられたリトグラフの原点ともいえる石版石での制作にチャレンジしました。尾崎氏の「画家の筆」となり「画家の色」に染まることを常に目指す姿勢と、その繊細な表現力により SHUN SUDO らしい作品が完成しました。

➢ 制作の様子の動画はこちらから https://youtu.be/juI0_gdpQME




尾崎正志(版画摺り師)

1950年、木版画家 尾崎志郎の長男として札幌に生まれ、木版画技法の厳しい指導を受ける。小学6年の時に出会った利根山光人画伯の石版画に魅せられ、高校在学中に印刷工の見習いとして石版印刷を学ぶ。卒業後、社団法人日本美術家連盟に入職。23歳の時に文化庁派遣芸術家在外研修員の摺り師第1号としてパリに派遣され研修を受け、ミロ・タピエス、長谷川潔などヨーロッパを代表する画家の制作に従事する。帰国後、版画工房プリントハウス・オーエム(現・尾崎正志版画工房)を設立。現在に至る。

国内外著名作家の版画摺りに従事する傍ら、後進の指導・育成にも努め、特種製紙株式会社の委嘱を受け版画用紙の開発・改良も行う。日本では伝統木版画の彫り師や摺り師が知られているが、欧米においても伝統的な石版・銅版画のプリンターが存在する。しかし、彼らは版種ごとに分化されており、木・銅・石・シルクさらにはデジタル技法までもクロスオーバーする総合版画摺り師は世界的にも例が無い。今日、技術の進歩速度は目覚しく加速しているが、現代の芸術、こと版画世界という枠においても技術革新の波を被らずにはいられない。職人にとって伝統技術の習得はあくまで基本、とする尾崎は、新しいテクノロジーを使いこなし芸術家に提供する事こそが、現代の職人摺り師に求められる責務であると考える。

 


SHUN SUDO

1977年、東京生まれ。世界を旅しながら得た感性をもとに独学でアートを学ぶ。水墨画的な動静を併せ持った繊細なタッチ、グラフィティを彷彿とさせるストリートテイストのPOPな色彩。映画、音楽、スポーツ、自然、アニメーションからインスピレーションを得て生まれた幻想的な「生物」と「花」。一つのジャンルに収まりきれない、彼の世界観が紡ぐアート作品が近年世界から注目を集める。2015年、初のソロ・エキシビジョン「PAINT OVER」をNew York で開催。翌年には40年に渡りギャラリー、美術関係者から絶大な支持を受けるマンスリーのアートブック「BLOUIN GALLERY GUIDE」のカバーページにも採用。それ以降、国内外で個展を開催しながら New York, Miami, Tokyo (Ginza) で手掛けたスケールの大きなアートウォールもアートファンのみならず、ファッション関係者の間でも話題に。NIKE, Apple, PORSCHE などのグローバル企業とのコラボレーションも多数手掛け、その創作活動は既に日本を飛び出し世界のアートシーンに刺激を与えている。

Official web site: http://www.shunsudo.com/
Instagram: https://www.instagram.com/shun_sudo/

 


Selected Exhibitions

2022
・"Taycan Soul Canvas"Porsche - Art car project (Tokyo)
・"GINZA SONY PARK PROJECT" Mural (Tokyo)
・"Palm Beach Modern + Contemporary" GR Gallery (Florida)

2021
・"ARTdemic" solo exhibition, TERRADA ART COMPLEX (Tokyo)
・"Olympic - TOKYO 2020" Mural (Tokyo)
・"PRIDE ART 2021" Clifford Chance (Tokyo)
・"Art Fair Tokyo" Seibu Shibuya (Tokyo)
・"The mural project - Let's Spring" Seibu Shibuya (Tokyo)

2020
・"2020" solo exhibition, ANB Tokyo (Tokyo)
・"GINZA SONY PARK PROJECT" Mural (Tokyo)
・"SUMMER GATHERING" group exhibition, GR Gallery (New York)

2019
・"Live session" STARBUCKS RESERVE®ROASTERY TOKYO (Tokyo)
・"TOKYO CREATIVE GUILD - Key visual" Apple Marunouchi store (Tokyo)
・"SOLITUDE" solo exhibition, Seibu Shibuya (Tokyo)
・"ARCUS PRIDE ART 2019" Clifford Chance (Tokyo)
2018
・"Art Miami" Miami (Florida)
・"Miami Design District" Mural (Florida)
・"INNOCENT FOREST" solo exhibition (New York)
・"pop & street" Seibu Shibuya (Tokyo)

2017 
・"Art New York" (New York)
・"NIKE AIR FORCE 1: 35 Anniversary - Jump Around" NIKE
KICKS LOUNGE (Tokyo)
・"Paint Over" solo exhibition (Tokyo) 
・"pop & street" Seibu Shibuya (Tokyo)

2016
・"Aqua Art Miami" Miami (Florida)
・"Paint Over" solo exhibition (New York) 

2015
・"SCOPE Miami Beach" Miami (Florida)
 ・"Paint Over" solo exhibition (New York) 
 ・"Bushwick Open Studios" (New York) 

 

 


小松隆宏(WATOWA GALLERY 代表)からのメッセージ


須藤俊(SHUN SUDO)は、感覚的な要素を通じて、日本と海外の文脈、あるいはストリートとハイファッションの領域を接続する新たなアートのかたちを切り開こうとしているアーティストだと言える。SHUN SUDOは、社会の風景や状況、カルチャーシーンをモノクロのドローイングとして描き、その上からオーバードローイングで平和を象徴する「ボタンフラワー」や「黄色いバンビ」、「煙」といった、彼独特のアイコニックなモチーフをビビッドなカラーで加えていく。まるでおとぎの国の世界のように幻想的ではあるが、それでいて現実感に立脚する深みのある景色がそこに現出している。本展をきっかけにしてSHUN SUDOの世界観に引き込まれ、そのビジョンを共にしたいと考える鑑賞者がさらに増えることを願っている。

近年、パンデミック、紛争、差別などの問題が世界を賑わしており、日本ではすぐさまそれらを報じたニュースは流れるが、そこには奇妙なまでに現実感が欠如しているように思われる。日本のアーティストたちもモヤモヤとした感情を抱えているが、一見すると「平和」で「豊かな」この国において何をするべきなのか、つねに戸惑っているのではないだろうか。フェイク・ニュースにあふれ、何が「正解」なのかが不明瞭な世界のなかで、SUDOは、それでも何らかのアクションを起こすことを選択した。インターネットがなかった時代とは違って、離れている場所の現実について、メディアに操作された情報も、より加工されていない生の情報も受信することができる。そんな現代の日本で活動するアーティストだからこそできる活動、そして表現できる作品もあると信じている。

こうしたカオス的な状況を見るにつけ、かつて気象学者のローレンツが語った「バタフライ・エフェクト」という言葉を思い起こす。日本という極東の島国においてSUDOの作品が生み出す羽ばたきによって、世界にすこしでもより良い方向に変化していくための光が生まれるかもしれない。

この展覧会を通じて、日本のアートにおける多様性が創出する「バタフライ・エフェクト」の目撃者として、新しいARTの胎動を感じてほしい。


HP. http://www.watowa.jp/news
IG.  @watowagallery
CONTACT. info@watowa.jp

 

June 18, 2022

日本国内のアートシーンを活性化する、新たなアートアワード「WATOWA ART AWARD 2022」 始動

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アーティスト、キュレーター、コレクターなどジャンルも年代も異なる 15 名による審査対象作品、6 月 20 日 ( 月 ) 募集開始


DESCRIPTION


アートプロジェクトプロデュース集団「WATOWA GALLERY(ワトワギャラリー)」の主催により、2021 年に始動した新たなアートアワード「WATOWA ART AWARD」を本年も開催いたします。2022 年度受賞者を選出するにあたり、2022 年 6 月 20 日(月)より作品募集を開始いたしました。 未来を担う新しい才能の発見を目的とする WATOWA ART AWARD では、20 ~ 45 歳と幅広い年代のアーティストを対象とすることで、次世代の若い才能はもちろん、これまで活動の場が限られてきた中堅作家にもスポットを当て、作品発表の機会を創出。アート教育を担う有識者、国内外で活躍するアーティスト、インキュベーションを行うキュレーターやアートコレクターなど、アートアワードとしては異例の、年代もジャンルも異なる 15 名もの審査員を迎え、それぞれの知見により審査作品へのフィードバックを行うなど、受賞者との積極的なコミュニケーションを図ることで今後の活動を支援いたします。 2 回目となる今回は、6 月 20 日 ( 月 ) ~ 9 月 16 日 ( 金 ) の募集期間後、画像資料による一次審査、作品実物による二次審査を経て、12 月 19 日 ( 月 ) ~ 26 日 ( 月 ) に開催する「WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION」にて、ファイナリスト作品の展示とともに受賞作品を発表。グランプリには WATOWA GALLERY プロデュースによるソロエキシビジョンの開催権、準グランプリにはグループエキシビジョンへの参加権を授与するとともに、グランプリにはソロエキシビジョンに向けた制作協力金 50 万円を提供いたします。審査員賞も設置し、各ジャンルにおいて活躍する審査員毎に様々なサポートを用意いたします。 WATOWA GALLERY はこれまで、数多くのエキシビジョンおよびプロジェクトのプロデュースを行い、アート・コミュニケーションの場を提供して参りました。独自の感性で演出する展示空間により、限られた専門家だけでなく、業界や年代を超えた多くの方に、カルチャーとしてのアートを楽しんでいただいております。また、来場者が若手作家を支援する第一歩として、500円からのドネーション制入場料を設けることで、アートシーンへの理解と親近性を深める取組みを行っております。(*本アワードは、これまでに集まった寄付により運営、開催いたします。)WATOWA ART AWARD では、これらを拡大するため、より多くのアーティストに発表の場を提供し、世界での活躍に向けた実戦的で継続的な支援を行って参ります。 国内アート市場の活性化を目指す WATOWA GALLERY のアートアワードに、ぜひご注目ください。



MESSAGE


日本の若手アーティストの活動範囲を広げ、発表するチャンス、そして評価されるチャンスを作りたい。さらに、日本にはまだ根付きの浅いアートコレクターやキュレーターなどのサポーターへのタッチポイントを増やしたい。 経歴やジャンル、年齢は問わず、革新的なアイデアや新しいビジョンを見せてくれる、日本のアート界の未来を担う才能を発見し、サポー トしていきたい。WATOWA GALLERY は、アーティストがこれからの時代で活躍していくための基盤づくりとして、アーティスト一人では作り上げられないようなアートプロジェクトやアートエキジビジョンのプロデュース、空間演出などを手掛けていくと同時に、さらに、作品が世に出るチャンスをアーティストに提供し、その後も継続的な支援を行っていきます。 私たちと一緒に、新時代を作り上げませんか。挑戦し続けるあなたの作品を、私たちは求めています。


WATOWA GALLERY / WATOWA INC. 代表
小松 隆宏

OUTLINE


WATOWA ART AWARD 2022

アートプロジェクト・プロデュース集団 WATOWA GALLERY が主催する、
アーティスト支援と国内アートシーンの活性化を目的とした新たなアートアワード

http://www.watowa.jp/news/2022/06/post-10.html 


▷応募資格
 募集および開催期間中に日本在住の 20 歳以上 45 歳以下の方

▷募集内容
 ・未発表の平面作品(壁面設置可能な立体作品も可)
 ・1 人または 1 グループにつき 1 作品
 ・500×400mm ~ 1500×1200mm / 厚さ 30 ~ 300mm / 20kg 以内


▷応募方法
 ◎一次審査 
 ・作品画像
 ・ポートフォリオ
 ・規定応募用紙(ステイトメント、プロフィールなど) をメール送付

 2022年 6 月 20 日(月)~ 9 月 16 日(金)23 時 59 分 必着 
 *11 月上旬にメールにて合否通知予定
    一次審査の発表ですが、通過者の方のみのご通知を持って発表に変えさせていただきます。
    何卒ご了承ください。


 ◎二次審査
 作品実物を送付
 2022 年 11 月 9 日(水)~ 11 月 13 日(日)必着 
 *12月5日(月)にメール/SNSにてファイナリスト発表

 *応募方法は下記 URL にてご確認ください。
 https://forms.gle/trjziQWXHc7vQzwT9

▷参加費
 無料 *二次審査の作品送料のみ自己負担となります。

▷贈賞
 ①グランプリ WATOWA GALLERY プロデュースによるソロエキシビジョン開催
  WATOWA GALLERY よりソロエキシビジョンに向けた制作協力金 50 万円

 ②準グランプリ WATOWA GALLERY プロデュースによるグループエキシビジョン参加

 ③各審査員賞 審査員により異なる
 *入賞作品の購入、グループ展参加、作品へのフィードバックなど

▷審査
 有識者 15 名により選考

▷発表
 「WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION」にてグランプリ発表
 ファイナリスト作品展示・販売
 期間:2022 年 12 月 19 日(月)~ 26 日(月) 場所:調整中 決定次第 website にて発表

▷主催
 WATOWA GALLERY(WATOWA INC.)

 Shibuya office elephant STUDIO   
 〒150-0002 東京都 渋谷区 渋谷 2-7-4 elephant STUDIO 3F
 HP. http://www.watowa.jp IG. @watowagallery
 
▷問合せ先
 gallery@watowa.jp *メールのみ



審査員


01.鬼頭 健吾.jpg鬼頭健吾
(アーティスト / 京都芸術大学大学院教授)
photo by 藤山誠

02.大庭 大介.jpg大庭大介
(画家 / 京都芸術大学大学院准教授)
photo by You Ishii

03.薄久保 香.jpg薄久保香
(画家 / アーティスト / 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻准教授)
photo by Daisuke Ohmori


04.山本 浩貴.jpg山本浩貴
(アーティスト / 文化研究者 / 金沢美術工芸大学講師)

5.椿 昇.jpeg椿昇
(現代美術作家 / 京都芸術大学 教授 / 東京芸術大学 客員教授)

06.ヒロ杉山.jpgヒロ杉山
(アーティスト / WAVE プロデューサー / ENLIGHTENMENT 代表)

07.山峰 潤也.jpg山峰潤也
(キュレーター / 株式会社 NYAW 代表取締役 / 一般財団法人東京アートアクセラレーション)
photo by ittetsumatsuoka

08.久保田 真帆.jpg久保田真帆(MAHO KUBOTA GALLERY ディレクター)

09.牧 正大.jpg牧正大(MAKI Gallery オーナー)

10.芦川 朋子.jpg芦川朋子(WAITINGROOM・オーナー / ディレクター)

11.千葉 由美子.jpg千葉由美子(Yumiko Chiba Associates 代表取締役)

12.家入 一真.jpg家入一真(株式会社 CAMPFIRE 代表)

13.草野 隆史.jpg草野隆史 ( 株式会社ブレインパッド 代表 代表取締役社長 )

14.寺内 俊博.jpg寺内俊博(西武・そごうアートディレクター)

15.小松 隆宏.jpg小松隆宏(アートプロジェクト・プロデューサー / WATOWA INC. 代表 / WATOWA GALLERY 代表・プロデューサー / 演出家) 

*15 名 順不同

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