May 2021アーカイブ

May 18, 2021

Yuta Okuda SOLO EXHIBITION "With Gratitude"

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この度は、6月6日(日)から6月12日 (土)  の期間中、アーティストYuta Okuda    (奥田雄太)のソロエキシビジョン「With Gratitude」をプロデュースし、渋谷のオルタナティブスペースelephant STUDIOにて開催します。

YUTA OKUDA SOLO EXHIBITION "With Gratitude"
期 間 : 2021年6月6日(日)〜2021年6月12日 (土)  12:00 -19:00
会 場 :elephant STUDIO 1F/ 2F      東京都渋谷区渋谷2-7-4
エントランスフィー: ¥500から⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム
*500円をミニマムとし、入場料を自身で決定し、それが若手アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。2021年12月に開催される未来を担う若手アーティストに発表の場を提供し、サポートすることを目的としたアートコンペティションに寄付されます。

※2021/06/10 (木) エントランス無料
*アポイント制となります。こちらのリンクよりご予約下さい。

お問い合わせ:info@watowa.jp
WEB SITE: http://www.watowa.jp/news/index.html
Instagram: @watowagallery

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Yuta Okudaは1987年愛知県生まれ。日本とイギリスでファッションデザインを学び、その後アパレル企業にてファッションデザイナーを経験する。2016年に退社し、アーティストとして絵画制作などの活動をはじめた。

2021年現在、Yuta Okudaは「with gratitude」というテーマで主に「花」をモチーフに絵画を描いている。コロナ禍の今、当たり前だと思っていたことがそうではなくなったと感じたことをきっかけに、感謝の気持ちを一輪一輪に込めているそうだ。モチーフについては、「自己をサルベージする中でたどり着いた、幼少期の記憶がもととなっている」と語る。サルベージとは直訳すると救出、救助などを意味するが、自己を探究する姿勢をこの言葉で表現しているのであろう。「祖父が庭師だったこともあり、幼い頃から植物や生き物を描くことが自然だった」こと、また「生や死について考えるうちに、生態系の食物連鎖に思いをはせるようになり、そのはじまりが花であると思った」ことが関係しているようだ。今はまだ自己サルベージの過程と語るが、その中において表出し、このコロナ禍に選び取ったモチーフが「花」なのである。

その画面に目を向けると、まず目に入ってくるのは赤や黄、金など、鮮やかな色彩である。しかし、驚かされるのはそのマチエールだ。そこにあるのは絵具の物理的な偶然性によって生み出された不規則な凹凸であり、同時に、Yuta Okuda自身の手の痕跡、身体動作の結晶なのである。そこに細い線を描き足していくことでひとつひとつの花にしていくのだそうだ。近くでみると花びらは下を向いたり裏返ったりしているのだが、一見すると花々は正円に近い形態で、正面性が強く感じられる。また、背景や茎を直線的に描き、正円形の花々と組み合わせることによる平面構成的な画面も特徴だ。デザイナー出身のYuta Okudaならではの感覚から生み出されるのであろう。「花を描いてはいるが特定の花というわけではなく、花に見えなくてもいい」と語っていることがその裏付けになる。

単に具象としての花を描いているわけではない。いくつもの記憶の中の視点のそれぞれを、平面という空間に交錯させているのである。そしてその交錯が、コロナ禍というきっかけで生み出された行為であることも忘れてはならない。

デジタル化やバーチャル化が発展し、現代人が忘却しかけている身体を感じさせ、また歴史的事件とも言えるコロナ禍をきっかけとした表現行為を目の当たりにすることは、大層意義深いと言えよう。

さらには、土産物などの動物の置物にペイントをした作品も見どころのひとつだ。「リサイクルショップなどで価値がないとされているものに、自らがペイントすることで付加価値が生まれることに喜びを感じる」と言う。たしかに、どこにでもあったはずの置物が、Yuta Okudaのペイントによって鮮やかに生まれ変わっている。「立体を制作するのは展示をイメージするため」であるそうだが、それも自己サルベージの中でデザイナーを経験したことを肯定し、それが結果として空間デザインの欲求として表れたものであろう。

Yuta Okudaの自己サルベージは尽きることがない。

ぜひこの機会にYuta Okuda「With Gratitude」の世界をお楽しみください。

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Biography:

・2016-退社後、デザイナーとしてではなく、アーティスト"yutaokuda"として活動再開
・2012-2016ファッションブランドTAKEOKIKUCHIにてデザイナーとして勤務
・2010-M.A.FashionDesignCourse,ISTITUTOMARANGONI,London,U.K. 卒業

SoloExhibition:
・20201125-1203銀座の石川画廊にて<個展>を開催
・20200801-31渋谷のeplusLIVINGROOM CAFE&DINNINGにて<個展>を開催
・20200320-30北品川のGallery201にて<個展>を開催
・20191208-1215用賀のEllipseTokyoにて<個展>を開催
・20190626-0725東急プラザ銀座KirikoTHEMuseumにて<個展>を開催

GroupExhibition:
・20201120-1220 グループ展『100人10』に参加

ArtFair:
Yes ・20200917-21寺田倉庫にて開催された『artTNZ』にTOMOHIKOYOSHINOGALLERYより参加
・20191017-21台北のアートフェア『ARTTaipei』にTOMOHIKOYOSHINOGALLERYより参加

Work:
・NehanneMIHARAYASUHIRO17S/SCollectionアート提供(ロゴデザイン、写楽、タトゥーデザイン etc..)

・2016FallVol.13<RegalPaper>表紙
andmore....

Book:
・『花と生きもの 美しく繊細な塗り絵 ColourfulBlack』(河出書房新社 大人の塗り絵シリーズ)

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- ART IN TIMES OF CORONAVIRUS -

WATOWA INC. / elephant STUDIO では、アートは社会を豊かにする力を持っていると信じております。
危機的状況にある社会の中、困難な時だからこそ、アートを部屋に飾ることで、少しでも"HOPEFUL"な気持ちになっていただければ幸いです。 開催にあたり、感染症の被害拡大の防止策として 、アルコールジェルを用意

させていただき、下記の通り運営させていただきた いと思っております。ソーシャルディスタンスを保ちながら、作品を鑑賞いただきますようお願いいたします。

*出入口にて、 入場者の検温・消毒・人数カウントを実施いたします。 また、発熱症状等が認められた場合は入場をお断りさせていただきます。

*アポイント制となります。1フロアの入場人数を制限しておりますので、お待ちいただく可能性があります。
ご予約のないお客様のご来廊は遠慮させていただく場合がございます。ご了承くださいませ。

*1,2F とフロアがございますが、1フロアあたりに入場いただくお客様は最大5名とさせていただきます。それ以上になる場合は入場制限をさせていただく可能性がございます。

*マスク着用にご協力ください。

*会場内ではこまめな手洗い、アルコール等による手指消毒をお願いします。

*発熱や咳等の症状があるお客様は、来廊をご遠慮ください。

*コロナ感染拡大予防のため、ご来場の皆さまのご署名、ご連絡先をいただきます。

May 17, 2021

AKIRA FUJIMOTO SOLO EXHIBITION : 3D VIEW

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*img クリックしていただけると 3D VIEWINGが見れます。/3D VIEWING by 3D ARCHIVE / ARCHI HATCH

AKIRA FUJIMOTO SOLO EXHIBITION にご来場頂いただきありがとうございました。

 elephant STUDIOでの展示は終了となりますが、引き続きは

WATOWA GALLERY では、3D VIEWING を行っております。

今回来られなかった方も、是非AKIRA FUJIMOTOの作品を3D空間でもお楽しみください。

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なお、引き続きは今回の展示作品3D VIEWING にて気になる作品やご購入希望の方等いらっしゃいましたら、お問い合わせいただければ幸いです。

▶︎問い合わせ info@watowa.jp

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Graduated from the Tokyo National University of the Arts design department. After enrolling at FABRICA (Italy), after working as a part-time assistant at the Tokyo National University of the Arts intermedia department, currently works as an artist both in Japan and abroad. Artwork motif is a social phenomenon that can't be controlled by humans, making use of various media and methods, one of biggest projects are  Main projects are "NEW RECYCLE®" and "Fountain" series that are present in this new exhibition called "Trace of Marine Debris"

This time Akira Fujimoto invites us to face the tremendous issue of plastic, and waste in general. This time he focused on marine debris, collecting images with his camera, visiting the coasts and the sea from Japan.
In "Traces of Marine Debris" Akira uses plastic residues found on the shore and images of those landscapes packed with plastic waste, documenting a terrible reality through vivid colors creating a distinctive and peculiar aesthetic.