この度、プロジェクト・プロダクション・コレクティブWATOWA GALLERYは、 画家・佐野凜由輔による展示【ZOOOOOOOOM/BRUSH WORK】をWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO にて2023年4月2日(日)から4月16日(日)まで、【ZOOOOOOOOOM/蓄積する色 彩】をelephant STUDIOにて4月9日(日)から4月23日(日)まで開催いたします。
Profile
佐野凜由輔 Ryusuke Sano
幼少期はカートゥーン、アニメーション、漫画などに没入し、10代後半でアートに関心を持つ。2016年に文化服装学院を卒業後、画家を志しNYへ渡米。様々なエキシビションやトレードショーへの参加を経て、2018年に初の個展を開催。以後、美術史や私的な記憶に基づくイメージを手繰り、自身の日々積み重なる経験を"ZOOM"と題したコンセプトで精力的に作品を発表している。エンターテインメントやファッションとのコラボ、広告に至るまで幅広く活動中。
Site ryusukesano.com
Instagram @ryusukesano
Twitter @yulustreet
Concept
"ZOOM"とは
画家、佐野凜由輔が柔軟に作品制作を行えるよう自身で確立したコンセプト、あるいはテーマです。その概念は、佐野作品を読み解く上でとても重要になります。彼の経験や記憶、脳裏に蓄積されてきたアーカイブを素地にして、キャンバスへ放出している挙動、それを指し示しています。本人が言うには、現在の情報過多の環境において「積み上げられた多くの事柄を、自分地点から解釈し直す」ことだと。コンテンポラリーアートを通した視覚的実験とも言えるかもしれません。
モチーフをスクラップ・アンド・ビルドしながら描き上げる、正統な構図、基軸や中心をあえて欠いた作風は、鑑賞者の感情や想像力、そして、認識さえ動揺させます。規則性のない表現方法にはフィギュラティブとアブストラクト、ドローイングとペインティングが共存しており、時に色彩の層を重ね、時に主題の具象をバラし、時に抽象をも白に消し去り......レイヤーを成すことで、観る者個々の視点、捉え方によって作品が幾層にも変化しながらも、多角的に理解可能な要素として配置されています。
美術を独学した佐野は特定の様式や手法に偏らず、調和・均衡を崩して、仕上げにシリアスな緊張感を与えます。大胆な彩色がインパクトを担っていますが、一方でトーンを落とした色味との両方を使い、鮮やかな空間に余白を譲ることもあります。それは、各素材の自立性を際立たせ、維持させつつ、包括的なまとまりをもたらせたいためです。
目で見る以上にイメージは重層的。様々に考察できます。観者へ概観するだけでなく、ディテールを飽かず見入らせ、そして、押し迫り、引き込む。"ZOOM"はそういった実感を持って対峙したいコンテンポラリーアートシリーズです。
Statement
【ZOOOOOOOOM/BRUSH WORK】
佐野凜由輔作品の持つ"スクラップ・アンド・ビルドな構図"の解釈が、新たな開放へ。
それは、決してこれまで描いてきたコンポジションが喪失した訳ではなく、より確かな成熟へと向かっていることを意味します。
ビーチでくつろぐ男たちや積み上げられたテディベア、さらには生い茂った草木が続く庭......
そんな日常として存在しうる"風景"を、モチーフとしベースに落とし込んだ構図は、近年の作品に見る変化の中でも特に注目をしてほしいエレメントです。言わば、インパクトのあるレイアウトに力強いストロークが目立っていた従来の作品に対し、どこか感情へ入り込む巧緻な側面を持ち合わせた、情景的なフィクションへの昇華。
一様ではないテーマを扱う中、アウトプットの技法を熟考しトライし続けることが成果となり、通覧すると特徴は多種多様。再び、ディテールにおいての精妙さを見つめなおせば、ドローイングやストロークなど幅広い手法からなる大胆さと表情の豊かさは変わらずも、より細やかな一つひとつの筆致を追求して、繊細さを所々方々へアプローチすることで、幾ばくにも拡大し縮小する"ZOOM"の奥行と本質が磨き上げられました。
ゆえに、これまで通りの強烈に重なりあう色彩を帯びた無数の象形の蓄積が、相乗的な深みとなり思考を刺激し、原作品どれをとっても其の折でのマスターピースと誇れるものとなりました。
【ZOOOOOOOOOM/蓄積する色彩】
これまでの" スクラップ・アンド・ビルド "な構図から、ノイズを削ぎ落とすかのように執着した色彩。その『蓄積する色彩』は、佐野凜由輔が個性とする「鑑賞者と作品とのパースペクティブに生まれるマクロとミクロの作用し合う "ZOOM" 」を表す上で、切実でピュアな動力性に繋がる新たな要素となりました。
今回の創作は、常にモチーフ、テクスチャーが一分一秒と流動的に姿を変え、時間の不可逆性すら過去⇆現在を行き来できる可逆性に。ひとつのストロークやドリッピング、スプレーイングにおいても確信的な偶発として形成し、キャンバスへ次々とレイヤリングし、グラデーションを丁寧に仕上げることにより、抽象と具象が互いの色相を引き立てます。
そうして自身のオリジナルに幾ばくも立ち返り、それぞれの手法や技法と対峙することによって、本質の雄弁な表現力は揺るぎなく、そして、観る者の情操へ働きかける原作品を完遂させました。
主催者より
佐野 凛由輔との出会いは2019年。
インスタグラムから熱烈なオファーから、表参道のファッション・セレクトショップでの展示を見に行った。
その時の、彼の熱量と作品の荒々しくも、素朴さと、軽快さを覚えてコレクションしたところから始まる。
その時から彼の制作コンセプトは"ZOOM"だった。
それは、彼が人生の中で感じる様々な感情や生きている中の風景、時代、がファッションのように時には早く、目まぐるしく変わっていく。
深く、浅く、遠く、近く、人のコミュニティや、人が見る風景や世界は、ZOOM in やZOOM outを繰り返しながら変化している。
彼はそれを客観的、主観的の視点を、繰り返しながら1枚のキャンバスに入れ込んでいく。
その時々の彼自身の身を置いているカルチャーの中で表現されていくアートピースたちは、1枚でZOOM in -outが多様にあるものもあれば、いくつかを並べて空間の中でのZOOMを体験できるような作品群もある。
2020年のWATOWA GALLERYでの初の個展の際、空間の中で平面作品をどう見せるのか?を私は考えてきたが、
今回、佐野凛由輔とのmtgやスタジオビジットした結果、空間全体でのZOOMの思考を体験できるか?
あるいは、展示する場所エリアによって、表現の違い、または、受け取る側の共感の違いは生まれるのか?その違いこそ、ZOOMで表現したい多様な社会の営みではないのか?
彼のアートの持つ、思考の一つのチャレンジが、今回実現することになった。
そして、彼の表現のアップデートや、
彼の目線は、この時代、この世代における社会やコミュニティを感覚的に表現しているように感じる。
きっと、そんな時代性と感覚のリンクがKing Gnuという日本の現・時代を表現し、熱狂を生んでいるロックバンドとの共作やアートワークを手掛ける事につながっているのだろう。
彼のZOOMは今回で 7回目"ZOOOOOOOOM" と 8回目"ZOOOOOOOOOM" 2会場同時開催をすることになった。
展覧会のたびに増殖し続ける「 O 」は彼の移りゆく世界観をある意味表現する言葉として、コンセプトも徐々にアップデートされていくことが伺える。
昨年の10月に香港で開催した個展を期に、多様なエキシビジョンを目指す方向になってきている。
本年度、大型の野外展示・インスタレーションも視野に入れている中、
今回の展示では、東京という都市の中での多様性をエキシビジョンの場所を変えることで共感は変わるのか?どう共感するのか?の実験として、2会場を選択した。
浅草では、新しい新境地長野に制作場を移し出してから垣間見える視点の変化と、大型の作品と小さな作品で リアルなZOOM in outを体感してもらえるような展示。作品群としてもここ最近の制作場を長野県に移したことにより、生活を意識したり、過去やWEBから引っ張って来る画像をランダムに選び取った作品群が並ぶ。
都会で制作していたときの人の群れや、FACEシリーズのような大量の顔を中心とした作品郡とはまた変化している。
そして、渋谷では、FACEやANIMALなどのモチーフを中心に、都会の感覚と、それらをアップデートした作品たちとなる。
今回、展示期間を重ねるようにした意図は、浅草・渋谷、大きな空間・小さな空間、新しい視点・ずっと持っている視点、このような、場所によっても異なる"ZOOM"を体験していただきたい。
WATOWA GALLERY 代表 小松 隆宏
Detail
〈浅草〉
タイトル: Ryusuke Sano solo exhibition【ZOOOOOOOOM/BRUSH WORK】
会期:2023年4月2日(日)〜4月16日(日) 12:00-19:00
会場: WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(東京都台東区今戸1丁目2-10 3F)
入場(ドネーションチケット) : 500円(税込)〜
*4/5 ( 水 )、4/12 ( 水 ) は観覧無料
*右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/4655
*⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から⼊場 料を⾃⾝で決定し、それが若⼿ アーティスト⽀援のためのドネーショ ンとなるシステム。アーティスト⽀援と国内アートシーンの活性化を⽬的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITION に寄付されます。
イベントページ:http://www.watowa.jp/news/2023/03/Ryusuke-Sano-Exhibition.html
〈渋谷〉
タイトル: Ryusuke Sano solo exhibition【ZOOOOOOOOOM/蓄積する色彩】
会期:2023年4月9日(日)〜4月23日(日) 12:00-19:00
会場:elephant STUDIO(東京都渋谷区渋谷2-7-4 1-2F)
入場(ドネーションチケット) : 500円(税込)〜
*4/12 ( 水 )、4/19 ( 水 ) は観覧無料
*右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/4656
*⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から⼊場 料を⾃⾝で決定し、それが若⼿ アーティスト⽀援のためのドネーショ ンとなるシステム。アーティスト⽀援と国内アートシーンの活性化を⽬的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITION に寄付されます。
イベントページ:http://www.watowa.jp/news/2023/03/Ryusuke-Sano-Exhibition.html
夢·時間·記憶を切り口とした作家5名をキュレーション。
この度、「Depths of Dreams ー 夢·時間·記憶」展がWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOにて3月12日より開催いたします。
夢は古代は神などの超自然的な存在からのお告げと考えられたり、心理学の世界では潜在意識や抑圧された感情が夢となって現れるとも言われています。時間と空間がいくつも折り重なって浮かび上がる夢の舞台では、人々の過去や未来、現実と妄想、意識と潜在意識、様々な要素が複雑に混ざりあい作りあげられた物語が繰り広げられます。私達にとって夢とはどのようなものでしょうか?
本展覧会は、5名の作家による絵画、写真、インスタレーション、ビデオで構成され、夢·時間·記憶をめぐるイメージの具象化を提示します。これらの作品を通じて、現代を生きる私たちが持っている、さながら夢のような時間の主観性や客観性は何かを問うと同時に、私たちは、夢であれ、日常生活であれ、自己や他者であれ、何を体験·記憶するのかだけではなく、いかに時空を越えて生きているのかという問いを投げかけます。
WATOWA GALLERY/THE BOX TOKYOのスペースが全体的に没入型·シェア型の体験空間を創出され、人々の夢で生まれたランドスケープ、時間の経過が物質世界に残した痕跡、過去または未来の記憶の風景を示します。
すべての未来はこれから起こる過去です。私たちは夢の中の人であり、夢を見ている人でもあるかもしれません。
本展覧会は、WATOWA GALLERY/THE BOX TOKYOによって夢の奥に入り込む空間を生み出し、夢の実在のイメージや、夢の素材でもある現在人々の私的·集団的記憶を具体的に表現し、共有します。
WATOWA GALLERY 代表 小松 隆宏
タイトル: Depths of Dreams ー 夢·時間·記憶
会期
VIP:2023年3月11日(土)15:00-21:00
GENERAL: 2022年3月12日(日)〜3月26日(日) 12:00-19:00
会場: WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
東京都台東区今戸1丁目2-10 3F
入場(ドネーションチケット) : 500円(税込)〜
*3/15 ( 水 )、3/22 ( 水 ) は観覧無料
*右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/3402
*⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から⼊場 料を⾃⾝で決定し、それが若⼿ アーティスト⽀援のためのドネーショ ンとなるシステム。アーティスト⽀援と国内アートシーンの活性化を⽬的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITION に寄付されます。
イベントページ:http://www.watowa.jp/news/2023/02/depth-of.html
HP:https://watowagallery.com
Instagram:@watowagallery
因幡 都頼 Torai Inaba1988年北海道生まれ。2012年、武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。
近年主な個展に、「目他-ユニバース」(watowagallery/elephant STUDIO, 2022)、「レスポワール展」 (スルガ台画廊, 2020)、「12」(画廊くにまつ青山, 2019)、「因幡都頼個展 -無声-」(コートギャラリー国立, 2017)、「ここにない堤防」(コートギャラリー国立, 2016)など。公募展に、2022年「第25回岡本太郎現代芸術賞」展、入選(川崎市岡本太郎美術館)、2021年「第8回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞」展、優秀賞(豊橋市美術博物館)、2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」展、入選(川崎市岡本太郎美術館)など。
HP:https://inabatorai.com
IG:@toraiinaba
今坂 庸二朗 Yojiro Imasaka
主な展覧会に、The Still Point -まわる世界の静止点(kudan house, 東京, 2021)、SCAI 30th Anniversary Exhibition 「アースライト―SFによる抽象の試み」(駒込倉庫, 東京, 2019)、Temporal Measures(white rainbow, ロンドン, 2014)、Land Politics (Valletta Contemporary, マルタ, 2019)、Betwixt and Between(Galerie Tore Suessbier, ベルリン, 2013)、第14回岡本太郎現代芸術賞(川崎市岡本太郎美術館, 神奈川, 2011)など。
HP:https://takahiroueda.com
IG: @ tkhrd__
榎本 マリコ Mariko Enomoto1982年生まれ、東京都在住。 日本画家であった曽祖父の影響もあり、幼い頃から自然と絵のある環境で育つ。 ファッションを学んだのち独学で絵を描き始める。 個展やグループ展で、植物や動物などに顔を覆われた人物のアクリル画を中心に発表する 他、近年では書籍の装画、演劇のビジュアル、CDジャケットなど様々なジャンルのアー トワークを担当し、チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、 川上未映子の連載小説「黄色い家」(読売新聞)の挿絵などを手がけている。
HP:http://www.mrkenmt.com/
IG:@mrkenmt_tmk
楊 建華 YANG Jianhua1995 年中国深圳生まれ。2017 年広州美術学院視覚デザイン学部アニメーション学科 卒業。2021 年東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。アニメーション作家として世界中に活躍している。2Dアニメーター、3DCG、ストップモーションなど様々なジャンルのアニメーションを制作し、デジタルハリウッド大学で講師を担当している。
HIDDEN CHAMPIONと、1980年代からポップアート・ストリートアートを国内に紹介してきた「西武渋谷店」が、毎年恒例となっているグループアートショー「pop & street AN ANNUAL」を、2023年1月に開催いたします。
会場は、 これまでに実績のある「西武渋谷店」、 「WAG GALLERY」、「JOINT HARAJUKU」、「AND COLLECTION」、「WATOWA GALLERY」の5会場に、「calif SHIBUYA」、「X-girl Store」の2会場が新たに加わり、計7会場にて実施。
WATOWA GALLERYは、WATOWA GALLERYはオルタナティブスペースelephant STUDIOを会場とし、参加いたします。
ぜひ足をお運びください。
出展アーティスト一覧
sneaker wolf
かせきさいだぁ
Shintaro Nakanuma
buggy
OLI
Funny Dress-up Lab
塚本暁宣
三原回
Ryusuke Sano
Shinichi Wakasa
因幡都頼
And more
開催概要
POP & STREET AN ANNUAL 2023
会期 2023.1.12 (木) ~ 2023.1.22 (日) 12:00〜19:00
会場 elephant STUDIO 1F-2F (東京都渋谷区渋谷 2-7-4)
入場 (ドネーションチケット)500 円(税込)〜
* 1/18 (水)は観覧無料。
* 自身で金額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から入場料を自身で決定し、 それが若手 アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。アーティスト支援と国内 アートシーンの活性化を 目的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION に寄付されます。)
主催 HIDDEN CHAMPION
問合せ gallery@watowa.jp (メールのみ)
URL http://www.watowa.jp/news/2022/12/pop-and-street.html
WATOWA ART AWARD 2022 受賞者を発表します!
皆様、受賞、入選おめでとうございます。
WATOWA ART AWARDは引き続き皆様の活動を応援してまいります。
【グランプリ】
該当者なし
【準グランプリ】
杉田 万智、城間 雄一、小川 泰
【奨励賞】
三藤 有希子、矢島 陽介、塩谷 良太
【個人賞】
鬼頭 健吾 賞 小野 勇人
大庭 大介 賞 髙橋 瑞樹
薄久保 香 賞 城間 雄一(準グランプリと同時受賞)
山本 浩貴 賞 細澤 奈奈
椿 昇 賞 久村 卓
ヒロ 杉山 賞 城間 雄一(準グランプリと同時受賞)
山峰 潤也 賞 高野 勇二
久保田 真帆 賞 二村 有音
牧 正大 賞 杉田 万智 (準グランプリと同時受賞)
芦川 朋子 賞 Aokid
千葉 由美子 賞 平子 暖
家入 一真 賞 Yusuke Sugisawa
高橋 隆史 賞 Kankou Tong
寺内 俊博 賞 山崎 雅未
小松 隆宏 賞 中田 有華
【入選】
飯島 秀彦、小野 久留美、片桐 正義、河本 慎介、韓皓文、菊地 虹、Ken、Koichiro Kojima、古賀 勇人、近藤 洋平、近藤 拓丸、サカイ ケイタ、桜井 旭、澤田 明子、神頭 優太、瀬尾 椋生、大東 忍、高橋 周平、竹内 康雄、武内 雄大、田代 ゆかり、Tatsunori Hosoi、TAN KAI SHEUAN、ZHANG XINDAN、中井 伸治、中沼 慎太郎、にいみひろき、西村 祐美、西村 大樹、野中 美里、橋本 佑紀夫、樋爪 悠子、藤井 智也、藤本 純輝、星 飛鳥、正木 美穂、MIZUKI、森田 玲音、八木 春香、山谷 菜月、横村 葵
準グランプリ
奨励賞
この度、アートプロジェクト集団 WATOWA GALLERYは、2022年12月19日(月)〜2022年12月26日の期間中、 WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO (東京都台東区今戶1丁目2-10 3F)にて『WATOWA ART AWARD 2022 EXIHIBITION』を開催いたします。
2回目となる今回は、300名弱のエントリーが集まり画像資料による一次審査、作品実物による二次審査を経て、12月19日(月)~26日 (月)に開催する「WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION」にて、ファイナリスト作品の展示とともに受賞作品を発表。 グランプリには WATOWA GALLERY プロデュースによるソロエキシビジョンの開催権、準グランプリにはグループエキシビジョンへの 参加権を授与するとともに、グランプリにはソロエキシビジョンに向けた制作協力金 50 万円を提供いたします。審査員賞も設置し、各 ジャンルにおいて活躍する審査員毎に様々なサポートを用意いたします。
WATOWA GALLERY はこれまで、数多くのエキシビジョンおよびプロジェクトのプロデュースを行い、アート・コミュニケーションの場 を提供して参りました。独自の感性で演出する展示空間により、限られた専門家だけでなく、業界や年代を超えた多くの方に、カルチャ ーとしてのアートを楽しんでいただいております。また、来場者が若手作家を支援する第一歩として、500円からのドネーション制入場 料を設けることで、アートシーンへの理解と親近性を深める取組みを行っております。(*本アワードは、これまでに集まった寄付によ り運営、開催いたします。)WATOWA ART AWARD では、これらを拡大するため、より多くのアーティストに発表の場を提供し、世界 での活躍に向けた実戦的で継続的な支援を行って参ります。 国内アート市場の活性化を目指す WATOWA GALLERY のアートアワード に、ぜひご注目ください。
MESSAGE
今年が2度目の開催となる WATOWA ART AWARD 2022には、300名弱のアーティストにエントリーいただきました。
去年に引き続き、沢山のアーティストに参加いただけた事に感謝しつつ次回、さらに多くのアーティストに参加いただけるよう尽力して 参りたいと思います。
本アワードは、今の日本のアート業界の中で少しでも新しい風の一つにできないかと考え、"この世代からはじまるカルチャーを"という コンセプトを掲げ2021年よりスタートしました。
WATOWA ART AWARDでは、新しいアートシーンを生み出している同時代のギャラリスト、アーティスト、 コレクター、キュレータ ー、研究者、メディア、マーケットが多様性を持つ一つのコミュニティとしてより深く広い繋がる場を作り、海外でも通用する未来ある 45 歳までのアーティストたちを発掘し応援をします。
今年の出品作品について 今回も昨年と同様、幅広い年代、作風の作家が集まり、面白い審査となりました。
15名の審査員が、ステートメント、表現力、クオリティ、テクニック、ポートフォリオを含むこれまでの活動、作品単体としてのクオ リティ、という観点から 5 点満点での評価を行い、15 名の合計得点により上位者を入賞としています。
審査員の総意として、昨年と比較して全体のクオリティーは高いものの、コンセプトが良いが、クウォリティや、アートの強さ、が足り ない、または、その逆、など、全てにおいての突出していた作品がなかった事から本年度のグランプリの選出は見送りました。 その反面、今後が期待される作品がいくつかありましたので、準グランプリ3人、奨励賞3人を選出させていただきました。
今後も受賞者の皆さんの活動をサポートできればと思っています。
WATOWA ART AWARD が、「この世代からはじまるカルチャー」のきっかけとなり、 1人でも多く世界に羽ばたくアーティストが増えることを願います。
WATOWA GALLERY / WATOWA INC. 代表 小松隆宏
DETAIL
タイトル:WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION
会期:2022年12月19日(月)〜12月26日(月) 12:00-19:00
会場:WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO 東京都台東区今戶1丁目2-10 3F
入場(ドネーションチケット) : 500円(税込)〜
*12/21 ( 水 ) は観覧無料
*右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/1983
*自身で金額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から入場 料を自身で決定し、それが若手 アーティスト支援のためのド ネーショ ンとなるシステム。アーティスト支援と国内アートシーンの活性化を 目的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION に 寄付されます。
イベントページ:http://www.watowa.jp/news/2022/12/watowa-art-awrd.html HP:http://watowagallery.com
Instagram:@watowagallery
CONTACT: gallery@watowa.jp
JURIES
鬼頭 健吾(アーティスト / 京都芸術大学大学院教授)
大庭大介(画家 / 京都芸術大学大学院准教授)
薄久保 香(画家 / アーティスト / 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻准教授)
山本 浩貴(アーティスト / 文化研究者 / 金沢美術工芸大学講師)
椿 昇(現代美術作家 / 京都芸術大学 教授 / 東京芸術大学 客員教授)
ヒロ杉山(アーティスト / WAVE プロデューサー / ENLIGHTENMENT 代表)
山峰 潤也(キュレーター / 株式会社 NYAW 代表取締役 / 一般財団法人東京アートアクセラレーション)
久保田 真帆(MAHO KUBOTA GALLERY ディレクター)
牧 正大(MAKI Gallery オーナー)
芦川 朋子(WAITINGROOM・オーナー / ディレクター)
千葉 由美子(Yumiko Chiba Associates 代表取締役)
家入 一真(株式会社 CAMPFIRE 代表)
高橋 隆史 ( 株式会社ブレインパッド 代表 代表取締役社長 )
寺内 俊博(西武・そごうアートディレクター)
小松 隆宏(アートプロジェクト・プロデューサー / WATOWA INC. 代表 / WATOWA GALLERY 代表・プロデューサー / 演出家)
*15 名 / 順不同 *審査員氏名(肩書き)
*審査員ポートレートは、左上から上記リスト記載順
Aokid(34)飯島 秀彦(23)小川 泰(40)小野 久留美(27)小野 勇人(23)片桐 正義(27)河本 慎介(41)Kankou Tong(27)韓皓文(28)菊地 虹(28)Ken(32)Koichiro Kojima(36)古賀 勇人(38)近藤 洋平(37)近藤 拓丸(29)サカイ ケイタ(25)桜井 旭(26)澤田 明子(40)三藤 有希子(38)塩谷 良太(44)城間 雄一(24)神頭 優太(28)杉田 万智(22)瀬尾 椋生(26)大東 忍(29)高野 勇二(38)高橋 周平(26) 髙橋 瑞樹(23)竹内 康雄(29)武内 雄大(22)田代 ゆかり(37)Tatsunori Hosoi(31)TAN KAI SHEUAN(38)ZHANG XINDAN(24)中井 伸治(45)中田 有華(40)中沼 慎太郎(39)にいみひろき(36)西村 祐美(38)西村 大樹(36)二村 有音(40)野中 美里(27)橋本 佑紀夫(44)久村 卓(45)樋爪 悠子(45)平子 暖(26)藤井 智也(38)藤本 純輝(25)星 飛鳥(25)細澤 奈奈(27)正木 美穂(39)MIZUKI(31)森田 玲音(24)八木 春香(36)矢島 陽介(41)山崎 雅未(35)山谷 菜月(22)Yusuke Sugisawa(40)横村 葵(38)
*59 名 / 五十音順 *アーティスト氏名 (年齢)
*受賞作品写真は、左上から上記リスト記載順
人気キャラクターをキュビズムの手法でユーモラスに描く、画家・塚本暁宣による個展 『FRONTIER』を WATOWA GALLERY プロデュースにより開催いたします。
塚本暁宣は、アニメやカートゥーンに登場する人気キャラクターを、歴史的な絵画技法であるキュビズムやシュルレアリスムを用いてユーモラスに描き出すアーティスト。2016 年から 2020 年にかけ滞在していたアメリカ・ニューヨークポップアートに影響を受け、さまざまな表現方法をミックスする"サンプリング"の手法で、独自の作品を発表しています。
本展では、これまでにも人気を博してきた「ニューキュビズム」シリーズを、即興画や背景画などの要素を加えた新たな表現方法でアップデートした作品を発表。インスタレーションのようにレイアウトするなど、新たな表現方法に挑戦することで、タイトルでもある"フロンティア(境界)"を超えていくことを 目指す展示となります。
絵画の中でキャラクターと共に繰り広げられる、新たなポップアートの世界をぜひご覧ください。
プロフィール
塚本 暁宣 Aki Tsukamoto
1989 生まれ
2012 年 武蔵野美術大学卒業
2014 年 武蔵野美術大学大学院修了
2016~2020 年ニューヨーク滞在
2020 年~ 東京を拠点に活動
<主な展示>
「We Will Pop You」(Nadiff A/P/A/R/T、東京、2021) 「ル~ラル回帰」(VOID、東京、2021)
「Three Mimesis」(Mograg Gallery、東京、2021)
「Aki Tsukamoto × Shuto Okayasu」(3rd Ethos Gallery、ニューヨーク、2019) 「Natural BornPrankster」(IAM Gallery、ニューヨーク、2017)
<アートフェア>
Art Fair Tokyo2022 (Taguchi Fine Art、東京) Art Taipei 2021(333Gallery、台湾)
<受賞>
2021 The Choice 2020 年度 優秀賞 2014 第一回 CAF 賞 入選
2014 武蔵野美術大学修了制作 優秀賞 2012 武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞
IG: @aki.tsukamoto03
https://www.instagram.com/aki.tsukamoto03/
HP: http://www.aki-tsukamoto.com/
展示作品一例:
主催者より
塚本暁宣はキャラクターが持つ特徴や性質を解体し、見落とされていた側面を浮かびあげ、美術の歴史 の中で繰り広げられて来た多様なモノの見方と組み合わせ、ユーモアを絵画の中で繰り広げることで「画 家」という存在を体現しています。
塚本の絵画の特徴は、アニメやカートゥーンのキャラクターをキュビスムやシュルレアリスムのサンプ リング、そして未来派のようなダイナミックさなど、美術史を参照元にして再構成するところにありま す。
また彼のように既存の表現方法を引用する「サンプリング」の手法はポップアートの代表的な要素です。 塚本自身、影響を受けた作家としてゲルハルト・リヒター、ピカソ、ゴヤ、マックス・エルンスト、村上 隆を挙げていますが、そうした美術の歴史に名前を刻む作家の作品の手法を解釈し、転用し、画面上でミ ックスすることで複雑な要素も一つの作品に昇華させています。美術やカルチャーを文脈から切り離し、 それぞれの素材が持つ魅力を再発見するように構成する制作はポップそのものと言えるでしょう。
あらゆるカルチャーにおいて、ヴィンテージアイテムやアーカイブがハイラグジュアリーカルチャーの ムードを転用し、自由にサンプリングすることが当たり前になった現代において、塚本の作品は流通す る新旧の動的なイメージを、美術史の力を借りることで新しい美学へと発展させているのです。
AKI TSUKAMOTO SOLO EXHIBITION " FRONTIER"
会期 2022 年 11 月 27 日(日)〜12 月 5 日(月) 12:00〜19:00
会場 elephant STUDIO 1,2F(東京都渋谷区渋谷 2-7-4)
来場 観覧料 500 円(税込)〜 * 11/30(水)は観覧無料。
* 右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/1875
* 自身で金額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から入場料を自身で決定し、 それが若手 アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。アーティスト支援と国内 アートシーンの活性化を 目的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION に寄付されます。)
主催 WATOWA GALLERY
問合せ gallery@watowa.jp (メールのみ)
URL http://www.watowa.jp/news/2022/11/-post.html
2022 年 11 月 4 日(金)〜13 日(日)の期間中、アートプロジェクトプロデュース集団『WATOWA GALLERY(ワトワギャラリー)』プロデュースの下、アーティスト・因幡都頼による個展『META - UNIVERSE / 目他 - ユニバース』を、渋谷二丁目のオルタナティブスペース『elephant STUDIO(エレファントスタジオ)』にて開催いたします。
因幡都頼は、現代の流行や風潮をモチーフに、その時代固有の概念によって生まれる認識の範囲外を絵画作品として制作するアーティスト。武蔵野美術大学にて日本画を学び 2012 年に卒業後、全国各地で個展の開催やグループ展への参加を行うなど、精力的に活動を行います。
本展では、2022 年に入選した『第 25 回 岡本太郎現代芸術賞』で展示された大型作品を含む、絵巻物のように連なる大作『幸辛物語(こうしんものがたり)』から、新作『騒(そう)』『的(まと)』を発表。因幡作品の特徴でもある、仮想現実=メタバースのような空間と、 "他人"の"目線(視点)"を通した俯瞰の構図が生み出す宇宙的な世界観は、まさに"目他(メタ)・ユニバース"と言えます。
独自の視点で描き出される、因幡都頼の奇々怪々な宇宙を、ぜひご覧ください。
プロフィール
因幡 都頼 Inaba Torai
2012 武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業
1988 北海道生まれ
Instagram @toraiinaba
Twitter @torai_inaba
SUZURI https://suzuri.jp/inaba-torai
展示作品一例:
主催者より
因幡都頼が描く奇々怪々の世界は、スーツ姿のサラリーマンや制服姿の女子高生のような現実を強く喚起させる記号に満ちているが、『コロナおじさん』のように擬人化されたモチ ーフ、さらには河童といった空想上の生き物も違和感なく同居している。そう、眼下で繰り広げられるのは多層的な世界の住人による現実世界のパロディである。
その群像劇は一貫して俯瞰の構図で描かれ、瞬時にいくつかの既成イメージを連想させるだろう。例えば中世絵巻や近世初期風俗画など、日本の古典絵画の記憶がこだましている。あるいは西洋のヒエロニムス・ボスや子どものころに熱中した絵本『ウォーリーを探せ!』を思い浮かべる人も居るかもしれない。 今では高いビルや飛行機、ドローンの登場により上空から地上を眺めることも容易くなったが、もともと俯瞰は仮想上の視点である。このメタな視点を持つことによって、世界の営みを冷静に観察することができるだろう。
一方で画中に描かれる生々しい人物(アバター)に共感を覚えるならば、その視線を借りて描かれた世界に生きることも可能かもしれない。この俯瞰と同化を繰り返すことで、因幡の絵画世界はより豊かに、饒舌に語りはじめるのである。
WATOWA GALLERY
開催概要
タイトル:
因幡 都頼 SOLO EXHIBITION
" META - UNIVERSE / 目他 - ユニバース "
会期:
2022 年 11 月 4 日(金)〜13 日(日)12:00〜19:00
会場:
elephant STUDIO 1,2F(東京都渋谷区渋谷 2-7-4)
⼊場料:
観覧料 500円 (税込)〜
*11/9 ( 水 ) は観覧無料
*右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/1781
*⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から⼊場 料を⾃⾝で決定し、それが若⼿ アーティスト⽀援のためのドネーショ ンとなるシステム。アーティスト⽀援と国内アートシーンの活性化を ⽬的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION に 寄付されます。
この度、アートプロジェクト集団『WATOWA GALLERY』は、2022年10⽉30⽇(⽇)より WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO (東京都台東区今⼾1丁⽬2-10 3F)にて大澤巴瑠(おおさわはる)による個展 " ⌘C + ⌘V "(command CV)を開催いたします。
「command CV」とは、PC上でイメージや⽂字情報をコピーアンドペーストする際のショートカットキーのこと。
「command C」はコピーを、「command V」はペーストを意味する。⼤澤は⾃⾝の制作スタイル、プロセスをこの⾔葉で表現し、本展のタイトルとした。
その創作プロセスはユニークで、コピー機で⾃⾝の描いたものをコピーし、あるいはコピー機に直接インクを垂らして⽣まれたイメージをコピーし、それを印刷⾊であるCMYKの4⾊を⽤いて⾁筆で模写(ペースト)するというものだ。地の⾊の銀箔は、コピー機でコピーする際の発光を表現している。
コピー機によるコピー、そしてさらに⾝体を介した模写という、⼆段階による複製⾏為が⾏われているわけだが、コピー機によるコピーが完全なる複製になるかと⾔えばそうではなく、意図しないズレが⽣じたり線が⼊ったりという「バグ」が起こる。そしてさらにそれを⾝体をもって描いているため、それは複製⾏為でありながら、決してまったく同じものとはなり得ない⼀回性をもった創造⾏為となる。
複製と⾔えば、ヴァルター・ベンヤミンが『複製技術時代の芸術作品』において、複製可能な芸術作品は時間的、空間的⼀回性、「いま」「ここ」にひとつしか存在しない作品にある「アウラ」が消失するとしたが、⼤澤の複製⾏為は、複製⾏為によってしか⽣じ得ないわずかな「バグ」や「ズレ」を際⽴たせることにより、作品に時間的、空間的⼀回性を持たせており、むしろ複製によって「アウラ」を⽣じさせていると⾔えるのかもしれない。
そう、⼤澤の作品は、複製でありながら複製でないというパラドックスを孕んでいるのだ。それは同時に、⼤量⽣産、⼤量消費というものに対して、あえて複製⾏為をもって対抗したアンチテーゼともとれる。
コピーアンドペースト「command CV」によってあらゆるイメージを簡単に複製できる時代に⽣まれた、⼤澤独⾃の「command CV」を、本展を通じてご覧いただきたい。
プロフィール
1997年東京都⽣まれ、以前までの作品は⼀度描いたものをコピー機に通し、印刷したものを描くという作品を制作してきた。⼤量⽣産の象徴のコピー機。ここに⾃らバグを⽣じさせるという⾏為を⾏ってきた。ここから展開し、コピー機の露光を⾏うガラスの部分に直接インクを垂らし「描く」と「印刷」を同時に⾏った。これにより、引きずる⾏為そのものを可視化することが可能となり、⾝体と機械が分離していたところを⼀体化させた。
銀箔の下地により光を⽀持体にし、CMYKを⽤いることによりコピー機の印刷⼯程を⽰唆している。
2017年 中央本線画廊 字と図展
2020年 Galerie Aube HOP 展2020
2021年 SkiiMa Gallery In between
2021年 ⻄武渋⾕ SHIBUYA STYLE vol.15
2022年 ARTDYNE 『はじまれり』
2022年 東京都美術館 KUA ANNUAL 2022「in Cm | ゴースト、迷宮、多元宇宙
2022年 代官⼭ヒルサイドテラス 「⼆次元派展」 【主な個展】
2022年 medel gallery shu 『ERROR』
■ 批評⽂:沓名美和
⼤澤巴瑠は他者とのコミュニケーションで起こる誤解や理解のズレを、複製という⾏為の不完全さから⽣じるイメージのズレに置き換え作品に落とし込んでいる。
その過程は⾮常にユニークで、デジタルで制作した原画をコピー機で複製し、さらにそれを⼿本とした複製画を⾁筆によって制作するというものだ。コピー機による印刷は対象物とそれを焼き付ける光、そして操作する⾏為者が三位⼀体となって⾏われるため偶発的な変化が⽣じやすく、厳密に⾔えばデジタルと同じものを複製することはできない。さらにそれをキャンバスに貼った銀箔とCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、墨)によって⾁筆で模写していくため、ますますオリジナルのデータから乖離したものが出来上がる。デジタルとアナログの複製を繰り返す事で、複製でありながら原画から徐々にズレていくその過程こそが⼤澤の着眼点であり、⼤量⽣産できる装置を使い唯⼀無⼆のものを作りだすことで 物の価値や意味を問いかけている。
⼤澤が原画の複製に使⽤するコピー機は、戦後のポップアートが批判した⼤量⽣産・⼤量消費を象徴するもののひとつであり、ペーパー レ スの進んだ現代においては過ぎた時代の象徴でもある。デジタル画像を瞬時にコピー&ペーストできる現代において、イメージや情報を複製することはますます容易くなったがその⼀⽅で、例えば単純な「ありがとう」という⽂字情報が発信者の意図と異なって伝達され、安易な複製によって拡散していくことも⽇常茶飯事だ。
⼤澤の描くモチーフには、iPhoneの絵⽂字やシンプル図形など⽇常で⽬にするとくに⼤きな意味を持たない「なんでもないもの」が恣意的に選ばれている。それが複製の過程で陰影やゆがみを与えられ変形していく過程は、意志のない偶然性(⼜は意志を持った⾏為)によ ってものの形が変化し、新たな意味性を与えられていく様⼦をありありと再現している。不⾃然に歪んだモチーフや引き延ばされたインクの形は原画とはかけ離れているものの、そこには妙な可笑しみや造形美があり、もはや複製ではなく唯⼀性を持った存在として変化していることに気づかされる。
開催概要
タイトル:
"大澤巴瑠 個展 " ⌘C + ⌘V ""
会期:
2022年10⽉30⽇(⽇)〜11⽉13⽇(⽇)12:00-19:00
※ 休館⽇│2022年11⽉1⽇(⽕)、11⽉8⽇(⽕)
会場:
WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
東京都台東区今⼾1丁⽬2-10 3F
⼊場料:
観覧料 500円 (税込)〜
*⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から⼊場 料を⾃⾝で決定し、それが若⼿ アーティスト⽀援のためのドネーショ ンとなるシステム。アーティスト⽀援と国内アートシーンの活性化を ⽬的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION に 寄付されます。
この度、アートプロジェクト集団 WATOWA GALLERYは、2022年10⽉8⽇(⼟)より WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO (東京都台東区今⼾1丁⽬2-10 3F)にて新⽊友⾏と寺尾勝広による"TWO IRON MAN -鉄⼈の⼆⼈展-"を開催いたします。
新⽊友⾏と寺尾勝広の芸術性は異なるものである。新⽊はアスリートたちを描く。「ぶつかり合う瞬間を⾒たときの気持ちを⾔葉ではなく作品にしたい」という彼は、アスリートたちをデフォルメし動きを丁寧に捉える。濃密な⾊彩とコミカルさ、そして躍動感はバイタリティにあふれ、エネルギッシュさを持つ。⼀⽅で、寺尾は鉄⼯所で溶接⼯として働いていたことを背景に、「図⾯」と呼ばれるドローイングを⽣み出す。彼の作品、鉄⾻図⾯は重厚さだけでなく、緻密で焦点を持たず、繊細さをも兼ね備える。⼆⼈に共通するものと⾔えば、新⽊であればアスリート、寺尾であれば鉄といったモチーフを固定化し、それだけを追求するという制作の姿勢を貫いていることだ。
新⽊友⾏と寺尾勝広の作品は、ときに「美術」としての⾔葉では語られないことがある。それは彼らに障がいがあることに関係する。20世紀初頭ヨーロッパで⾒出された「アール・ブリュット」は伝統的な美術の外部の作品を指すものであったが、今⽇の⽇本では「障がいのある⼈のアート」という誤った認識がついている。本来の原義から離れた名称でカテゴライズされるが故に、障がいのある⼈が⽣み出す作品は「美術」としての視点で語られにくいことがある。作品の内実ではなく、作家⾃⾝の特性でジャンル分けされる現象はなぜおこるのか。問題は表現者ではなく、表現されたものをどう扱うかという社会の意識にある。⼀⽅で、新⽊と寺尾は、これまで「現代アート」の舞台で活躍し、多くのアートファンを魅了し続けてきた。本展は、現代アートとして評価を受ける新⽊と寺尾の作品を通じて、表現に対する社会の対応に疑問を投げかけるものである。
新⽊のデフォルメするスキルや⾊彩のバランス、寺尾の幾何学的図形がひしめく図⾯たち。彼らの独⾃性はその表現の中にこそ存在する。変わらぬものに情熱を燃やし続ける⼆⼈の鉄⼈の世界観を堪能してほしい。
タイトル:
"TWO IRON MAN -鉄⼈の⼆⼈展-"
会期:
2022年10⽉8⽇(⼟)〜10⽉16⽇(⽇)12:00-19:00
会場:
WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
東京都台東区今⼾1丁⽬2-10 3F
⼊場料:
観覧料 500円 (税込)〜
*⾃⾝で⾦額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から⼊場 料を⾃⾝で決定し、それが若⼿ アーティスト⽀援のためのドネーショ ンとなるシステム。アーティスト⽀援と国内アートシーンの活性化を ⽬的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION に 寄付されます。
1982年⽣まれ。⿊の繊細なラインが、無⾻なファイターたちの隆々とした筋⾁の動きと体のもつれを的確にとらえる。近年その対象はファイターたちにとどまらず、陸上や⽔泳、⾞椅⼦バスケットボールなど様々なアスリートにまで広がり、デフォルメされたその動きは躍動感が溢れる。「東京2020オリンピック・パラリンピック公式アートポスター」のアーティストの⼀⼈に選ばれるなど国際的な評価を得ている。
1960年⽣まれ。⽗親が経営する鉄⼯所で溶接⼯として20年間働いた後、鉄をモチーフに制作を開始。本⼈が「図⾯」と呼ぶ緻密なドローイングには、鉄⾻の柱をあらわす直線と溶接の⽬印をあらわす記号がひしめく。ニューヨークで初発表後に⽇本の現代美術館でも注⽬を浴び、
以来、ロンドンのギャラリーやシンガポールのアートフェアなど、海外での展⽰を重ねている。
アトリエインカーブは、社会福祉法⼈素王会のアートスタジオとして2002年に設⽴されました。18歳以上の、知的に障がいのある現代ア ーティストたちの創作活動の環境を整え、彼らが作家として独⽴することを⽀援しています。現在29名(2022年9⽉現在)が所属。 2005年、ニューヨークで開催されたアートフェアに出品以降、海外・ 国内の美術館やギャラリーで展覧会が企画・開催されています。 2010年にアトリエインカーブのアーティスト専⾨の「ギャラリーインカーブ |京都」を開廊しました。国内のみならず、ニューヨークやシンガポ ールなど海外の現代アートフェアに積極的に出展しています。また、出版事業部の「ビブリオインカーブ」では、障がい福祉の概念を広げるような書籍やアーティストの画集、DVDを企画発⾏。作品をもとにオリジナルグッズの制作・販売も⾏っています。
今年で法⼈設⽴20周年をむかえます。
WATOWA GALLERYは、現代⽇本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや「ジャパニーズ・フィロソフィー」を取り⼊れた新しい感性を持つ若⼿の作家を中⼼として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト/プロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を⾏い、アートに触れるタッチポイントを拡⼤します。
現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと⽀援者との交流によって⽣まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信していきます。さらに、⽇本の若⼿アーティストの活躍と⽇本の若⼿コレクターの参⼊をサポートし、アーティストと⽀援者の交流を促進します。
WATOWA GALLERYを媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティの育成によって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を⽬指します。2019年より特定の場所を持たないプロデュース集団としての活動をしておりましたが、2022年9⽉より、初のWATOWA GALLERYの本拠地となる WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOを浅草・今⼾にローンチ。
2022 年 9 月 11 日(日)、WATOWA INC. が運営するアートプロジェクトプロデュース集団「WATOWA GALLERY」が、台東区今戸にギャラリー / インキュベーションスペース「WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(ワトワギャラリー / ザ・ボックス・トーキョー)」をオープン、柿落としとして、アーティスト藤元明による個展「Babel of the Sea / 海のバベル」を開催いたします。
WATOWA GALLERY は、様々なシーンにおいてアート・コミュニケーションの場を提供する活動を 2019 年より行ってまいりました。ストリートカルチャーやファッションなどに見られる "ジャパニーズフィロソフィー" を取り入れた、新感覚を持つ現代日本の若手作家に焦点を当て、約3年間のうちに 32 件の展覧会を開催してきたほか、他業種とアーティストをつなぐ様々なコラボレーション企画を多数実施しております。2021 年には、日本国内のアートシーンを活性化することを目的とした新たなアートアワード「WATOWA ART AWARD」を発足。応募者の年齢設定や、審査員となる有識者の幅広さと人数など、これまでにないアートアワードに注目が集まりました。
今回オープンするのは、これまで場所を特定せず活動してきた WATOWA GALLERY が、初めて活動拠点として持つこととなるギャラリースペース「WATOWA GALLERY」と、同じくWATOWA INC. が運営し、"この世代から始めるカルチャーを" をスローガンに新しいアートシーンを育むための実験的活動を行なっていくインキュベーション施設「THE BOX TOKYO」が共存するスペースとなります。浅草エリアの一角、今戸に建つ元段ボール工場のワンフロアを改装し、アートとその周辺活動を引き立てる空間を作り出しました。今後、様々な活動を行なっていく本スペースでは、その内容により、「WATOWA GALLERY」または「THE BOX TOKYO」と名称を変えて運営していきます。
柿落としとなる展示では、「WATOWA GALLERY」として、社会現象や環境問題をモチーフに作品展示やアートプロジェクトを展開するアーティスト・藤元明による個展「海のバベル」を9月30日(土)まで開催します。WATOWA GALLERYが独自の視点とコミュニケーションで挑む、アートシーン活性化のための実験場「WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO」に、ご注目ください。
名称:
WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
*開催内容により名称がいずれかに変更されます。
所在地:
〒111-0024 東京都台東区今戸 1-2-10 3F
面積:
150 ㎡
設計:
稲継 恵祐(PIKE http://www.pike.co.jp/)
内容:
アートギャラリー / アートインキュベーション施設
運営:
WATOWA INC. http://www.watowa.jp/
ウェブサイト:
http://watowagallery.com
*9月9日(金)公開予定
Instagram:
@watowagallery
お問い合わせ:
gallery@watowa.jp
この度、WATOWA GALLERY は初のメイン・スペースを浅草 ( 台東区今戸 ) に構えることとなりました。浅草と押上のちょうど中間にある隅田川のリバーサイド・スポーツ・センターの目の前となる、のんびりとした空気の流れる場所です。かつてダンボール工場だったビルの 3 階にあるスペースには、"WATOWA GALLERY"、および、アカデミックなプロジェクトや「民衆によるミュージアム実験」をしたり、新たな業界としてのチャレンジを応援できるようなインキュベーション施設としての顔を持つ "THE BOX TOKYO" の2つが共存することになります。
私自身がファッション・シーンにおける演出家・プロデューサーとしてのプロダクションを 20 年近く、そして今もなお運営していることもあり、WATOWA GALLERY の立ち上げ時には、あくまで場所を持たないアート・プロジェクトのプロデュース集団という、ある意味ではアートコレクティブのような形態をとりながら、外部のさまざまなメンバーとのギルド的な関わりの中で生み出される、さまざまなプロジェクトの企画をし、活動を続けてきました。その中の一つの活動として、アートギャラリーの運営があります。アートギャラリーは、マーケットの側からアーティストを育てたり、アカデミック要素を含むアートの本質的な面白さを、初めてアートをコレクションするような方を含むコレクターのみなさんに伝える役割があり、きわめてストレートなやり方で業界の中に価値を生み出すことのできる活動体であり、ポジションであると考えています。
我々にとって、その活動自体が実験的な試みであり、日本のアートやアーティストたちを世界へと送り出していくために、若手を中心とした業界全体のビルドアップをどのように我々の世代からできるのか? をつねに問い続けてきました。それらの思想や活動をさらに加速させ、より本質的な実験に着手するためにも、WATOWA GALLERY の新しいスペースが必要だと感じ、今回のオープンに至りました。日本のアーティストによる新たなカルチャーの創造と共に、日本のアートシーン、職業、コレクターカルチャー、パトロンカルチャーの発展に貢献し、アカデミックな分野との融合を積極的に行っていきたいと考えています。さまざまなアートに関わる方々、ミュージアム、ギャラリー、キュレーター、クリティック、オークショニア、コレクター、パトロンのみなさんと日本のアート史をつくりあげていけるよう、これからも歩みを続けたいと思います。まだまだ、これからやりたいこと、現時点でできてないことはたくさんありますが、長い時間をかけて歴史を紡いでいけるように精進したいと思います。
WATOWA GALLERY 代表 小松 隆宏
WATOWA GALLERY は、現代日本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや「ジャパニーズ・フィロソフィー」を取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト/プロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大します。
現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信していきます。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートし、アーティストと支援者の交流を促進します。
WATOWA GALLERY を媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティの育成によって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を目指します。2019 年より特定の場所を持たないプロデュース集団としての活動をしておりましたが、2022年9月より、WATOWA GALLERY 初の本拠地「WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO」を浅草・今戸にオープンします。
THE BOX TOKYO とは、2022 年に元段ボール工場の跡地の一角を改装し、WATOWA GALLERY と空間を共存する新しいアートシーンを育むためのアートプロジェクト・インキュベーション施設です。 次世代のキュレーター、コレクター、クリティック、プロデューサーなど、アートの生態系を取り巻く多種多様なプレイヤーが互いに学び、ともに高め合うことをねらいとする支援や、プロジェクト、社会的なアート実験などを企画、サポートしていきます。 主にアーティストのみならず、キュレーター、批評家、活動家、文化研究者、コレクター、ギャラリスト、オークショニアなど、若手や異分野の専門家による「ミュージアム実験」をしたり、現代における、" この世代から始めるカルチャーを " をスローガンに始められる新たなアートのチャレンジを応援できるような施設として、新しいアートの価値や思想を生み出していくことを目的としています。
「WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO」の柿落としとして、社会問題や環境課題をモチーフに様々なメディアでの作品展示やアートプロジェクトの展開を行うアーティスト・藤元明による個展「Babel of the Sea / 海のバベル」を「WATOWA GALLERY」にて開催いたします。 2021 年に WATOWA GALLERY プロデュースにより開催した展覧会 "海ごみのあと" から、さらに進化した大型作品達や、藤元明のフィールドワークがより伝わる映像、これから始まろうとしている "海のバベル" プロジェクトの根幹となる思想や設計を見ることができる展示となります。 藤元明が考える新しい "海ごみ" と社会、人との向き合い方の新たな視点を、是非体感していただければと思います。
会期:
2022 年 9 月 11 日 ( 日 ) ‒ 9 月 30 日(金)12:00 ‒ 19:00
*火曜定休
会場:
WATOWA GALLERY
〒111-0024 東京都台東区今戸 1-2-10 3F
入場:
観覧料 500 円 ( 税込 )~
*台東区在住の方、芸術大学在校生は無料 ( 顔写真付き証明書提示 )
*自身で金額を決定するドネーションシステム ( ミニマム 500 円から入場料を自身で決定し、それが若手 アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。アーティスト支援と国内アートシーンの活性化を目的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITIONに寄付されます。)
*事前予約制。詳細は WATOWA INC. 公式 HP にて随時公開。
主催:
WATOWA INC. http://www.watowa.jp
問合せ:
gallery@watowa.jp *メールのみ
1975 年東京生まれ、東京在住、東京藝術大学デザイン科卒業。1999 年コミュニケーションリサーチセンター FABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学大学院を修了(デザイン専攻)。東京藝術大学先端芸術表現科助手を経て、社会、環境などで起こる制御出来ない現象を社会へと問いかける展示やプロジェクトを立案・実施。様々なマテリアルやデジタル制御を組み合わせ、作品化している。
近年の主な個展に『Diastrophism- 地殻変動 -』(2022 年、六本木 蔦屋書店・BOOK GALLERY、東京)、『A Plastic on shore--海岸のプラスチック』(2021 年、サンシャインシティ、東京)、『海の近景 ‒Foreground of Sea‒』(2021 年、イイナパーク川口・歴史自然資料館、埼玉)、『海ごみのあと』(2021 年、elephant STUDIO、東京)、『Structure Slide』(2021 年、GALLERY ROOM・A、東京)など。グループ展に『Proximate Horizons 近しい遠景』(2022 年、ソノ アイダ # 新有楽町、東京)、『FUTURE MEMORY』(2021 年、コートヤードHIROO GALLERY、東京)、『ソノ アイダ #COVID-19』(2020 年、オンライン展示)、『慰霊のエンジニアリング』(2019 年、TODA BUILDING(TOKYO 2021)、東京)、『交叉域 Cross Domain』(2018 年、Suzhou Jinji Lake Art Museum、蘇州、中国)など。都市に生じる時空間的な隙間を活用するアートプロジェクト「ソノ アイダ」を主宰。
HP:
https://vimeo.com/akirafujimoto
https://www.1future.jp
https://www.tokyo2021.jp
https://sonoaida.jp
IG:
@akira_fujimoto
WATOWA 「 WA から WA へ」「 WA と WA 」
"クリエイティブをミックスするチカラ" "クリエイティブでコミュニケーションするチカラ"
「 WA 」
「 輪 」= Circle , Community
「 和 」= Harmony , Balance , Peace
「 環 」= Environment , Ring
WATOWA INC. は 「モノ」や「コト」を人へ、社会へ、未来へ向けて"創造" し "伝達 "するクリエイティブ・ミックス、クリエイティブ・コミュニケーションの仕事をしています。主に、企業やブランドのプロジェクトの目的に対して、方向性と課題に対するソリューションを見つけて、ファッションショーや、イベント、アート、テクノロジーのノウハウでリアルイベントやメディアを利用したコミュニケーションを開発、演出、企画します。
会社名:
WATOWA INC.
所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 2-7-4 3F
代表者:
小松 隆宏
設立:
2011 年 3 月 14 日
ウェブサイト:
http://www.watowa.jp
Instagram:
https://www.instagram.com/watowainc
事業内容:
ファッションショーおよび PR イベント 演出 / 制作、カルチャーツーリズム企画 / 制作、アートプロジェクト企画 / 制作、企業ブランディングコンサルティング